
「仕事場で人を怒らせてしまったら、どうしたらいいんだろう…」
同僚や上司から怒られるのは、ストレスが溜まりますよね。
怒られたことが頭から離れず、仕事がうまくいかなかったり、プライベートまで悪くなったりすることも…
では、どうしたら仕事場での人間関係をよくできるのでしょうか?
それは、相手の心理を表情から読み解き、適切に対処することです。
この記事では、人間関係を良くするために使える「表情の心理学」を『怒り』をテーマにお伝えします。
「怒りの心理」を表情から読み取る
人間の心理を読み解く手段の1つが、表情です。
人間関係を良くするためにやるべきことは、表情から相手の心理を読み解くこと。
なぜなら、人間関係を壊す原因の1つが、相手の心理を理解せずに、自分勝手に行動してしまうことだからです。
たとえば、怒っているのに笑って誤魔化そうとしたり、逆ギレしてしまったりすることです。
そのような相手の考えを無視する行動は、火に油を注ぐようなもの。
相手をさらに怒らせないためには、まず相手の心理を表情からしっかり理解することが大切です。
その上で、適切な対応をすれば、相手の怒りを鎮めることができます。
心理状態ごとの表情の変化を一覧にしました。
警戒 : 表情豊か
保守 : 無表情
嘘をつく: 顔の動きが左右非対称
緊張 : まばたきが多い、口元を触れる、視線をそらす
怒り : 眉間にシワができる、眉毛が下がる、目をぱっと見開く、一点を凝視する
上記のようなシグナルを読み取って、相手が怒っているのか、緊張しているのか、を理解することから始めてください。
相手の心理は表情に現れることが多いため、表情から心理を読み解くことは難しくありません。
心理を表情で読み、怒りを鎮める方法
では実際に怒っているとわかったら、どう対処したらいいのでしょうか。
その答えは、相手に誠意を示すこと。
具体的には、謝罪をし、怒らせてしまった原因に理解を示した上で、今後の決意を表すことです。
たとえば、自分のミスで仕事がスムーズに進まず、上司が怒ってしまったと仮定します。
相手が、眉間にシワを寄せていたり、一点を凝視しているのであれば、以下のように対応してください。
「◯◯さん、すいませんでした。私の不注意なミスから、◯◯さんの負担を増やしてしまいました。仕事の段取りを怠ったことが原因です。忙しい中だと思いますし、時間を無駄にしてしまいましたよね…今後はこのようなことがないよう、事前準備をしっかりします。ホントに、すいませんでした。」
このように、表情から相手の心理を汲んで、誠意を持って対応することが良い人間関係を作る手段の1つです。
ここで、意外と見逃されがちなのは、相手の怒りに理解を示すことです。
言い換えれば、相手の気持ちに共感すること。
相手に共感すれば、「あ、この人はわかってくれる人だ」と思ってくれて、怒りは収まるものです。
そのためにも、「◯◯さんの気持ちを考えずに、××してしまいました。
◯◯さんが怒ってしまうのも無理ないですよね…」と相手に共感することが大事です。
一方、最もやってはいけないことは、責任を相手に押し付けることです。
自分を守ろうとして、責任逃れをするようなことを言うと、相手の怒りは増えるばかりです。
このような時は、自分を守ろうとせず誠意を示した方が、良い人間関係を築けるでしょう。
怖いと思うかもしれませんが、勇気を持って責任は自分にあることを伝えると、誠意が伝わって、相手の怒りが収まります。
まとめ:人間関係が良くなる表情の心理学
いかがでしたでしょうか。長くなったのでまとめておきます。
・人間関係を良くするには、表情から相手の心理を読み解き、適切に対応すること
・怒りを感じたときの表情→眉間にシワができる、眉間にシワができる、眉毛が下がる、目をぱっと見開く、一点を凝視する
・怒りを鎮める方法は、謝罪して、表情から心理を理解・共感した上で、今後の決意を伝える
表情から様々な心理を読み解くことができます。
仕事場での人間関係の改善に役立てみてくださいね!
職場で円滑な人間関係を築きたい人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね♪