
1対1なら話せるけど、集団になるとうまく会話に入れない、、
話したくてもタイミング分からないし苦手なんだけど、うまく会話に入れる方法ある?
今回はこんな悩みを解決します。
集団だと、話題によっては自分だけ会話に入れず孤立する。1対1の会話に比べると難しいですよね。
上手い人がすんなり会話の中心になって話しているのを見ると、うらやましいなーと思うこともあるでしょう。
結論から言うと、集団会話を克服するコツは2つあります。
- 無理に話そうとしない
- 相槌や頷きを入れながら聞き役に回る
上記のコツと、なぜ集団になると会話が苦手になるのか、その理由をお伝えしていきます。
この記事を読めば、集団会話への苦手意識も和らぐのでぜひ読んでみてください。
集団になると会話が苦手になる理由
まず集団の会話に入れない、苦手になる理由を紹介していきます。
- 話に入るタイミングが分からない
- 何話したらいいか分からない
- どう思われるか気になる
- 会話の内容についていけない
- 気を使わなければいけない
話に入るタイミングが分からない
人数が多いと話に入るタイミングが分からないんですよね。
1対1であれば、相手が話し終わった後に話せばいいですが、集団だとどこで自分の話を入れていいのか分からなくなる。
他の人と話すタイミング被るのも嫌な感じがするし、結局遠慮して会話に入れなくなります。
何話したらいいか分からない
どうせ話すなら盛り上がる話をしたいと思うもの。
しかし、人が多くいればいるほど盛り上がる話のハードルは上がります。
そんなとき
「何を話せば盛り上がる?」
「どんな話題なら話広がる?」
と考えると何話したらいいのか分からなくなるんですよね。
もし自分が出した話題でつまらない雰囲気にしたくないし、あれこれ話題考える。
でも良い話題なんて思いつかないし、結局思いつかなくて黙ってしまう。
他人に話題振ってもらうのを待つことになるんですよね。
1対1でも何話すか迷うのに、複数になるわけですからさらに話題選びは難しくなるのは当たり前です。
何話したらいいか分からなければ、会話も苦手意識持ちますよね。
どう思われるか気になる
自分が話すと周りにどう思われるのか気になって話せなくなります。
例えば
「自分の話つまらないと思われないかな?」
「みんな自分の話理解してくれるかな?」
「このタイミングで話して良かったかな?」
このように気になってしまいます。
複数の人がいれば、つまらないと感じる人や話が分からない人も当然いると思うと遠慮もしてしまいます。
マイナスな印象を持たれたくない、失敗するとどう思われるのか怖くて苦手になっています。
会話の内容についていけない
集団でいれば、自分が分かる話ばかり話さないですよね。
会話の内容についていけず、自分が輪から外されているように感じるのが嫌になります。
「分からない話題の方が多いし、この場に自分いても大丈夫?必要?」
と考えることも多いでしょう。
居心地も悪いし、やっぱ集団って苦手だな、、と感じるわけです。
気を使わなければいけない
一人だけ退屈な思いをさせないように話題に気を使うんですよね。
◎例えばテニスの話をするとします。
集団内でテニスの話が分かる人は退屈しなさそうですが、テニスに興味がない人からしたら退屈な話になります。
「自分はテニスの話してるけど、分からない人はつまらなくないかなー?」
と気にしてしまうんです。
人数が増えれば増えるほど、みんなが分かる話をするのは当然難しくなります。
何を話すにも気軽に話せないのが苦手になる原因になっているんですね。
集団会話を克服するコツ
前提としては無理に話そうとしないことです。
というのも、「話さなきゃ!」と思っているから、緊張して余計に喋れなくなるんですよね。
話さないといけない気持ちが強すぎて、変なタイミングで話に割り込んだりしてしまいます。
話すのが難しいなら、難しいなりにできることを考えていきましょう。
それを踏まえて集団会話を克服するコツをまとめました。
- 相手は大して気にしていないと考える
- 相槌や頷きを入れながら聞き役に回る
相手は大して気にしていないと考える
そもそも話せなくても相手はそんなに気にしていません。
集団が苦手な人は話せないと「全然話せないし、つまらない人だなと思われないかな?」と自意識過剰になって、相手にどう思われるか気にしていないでしょうか。
しかし実際、会話に入れない人への印象は「口数少ない人なんだな」と思われる程度です。
つまらないと思われることは少ないんですよね。
もし自分が集団にいたとして、あまり話さない人がいたとします。
そこで「なんだあいつもっと喋れよ、つまらない人だな」みたいにそこまで考えないですよね。
つまり、自分が思っているよりも他人からは変に見られていないし、気にしていないということです。
会話に入れなくても罪悪感を感じなくてもいいし、会話に入らなきゃ!と無理に焦らなくてもいいんですよ。
気にしすぎということです。
口数が少ない人なんだと思われる程度ならなんてことないなと思えば、苦手意識も楽になりますよ。
相槌や頷きを入れながら聞き役に回る
誰かが話しているのに何もしないと「話聞いてる?」と思われて余計に輪に入りにくくなります。
そこで相槌や頷きを入れるようにするのがいいです。
- 相槌・・・「なるほど」「そうなんだ」「うんうん」「へぇー」「分かる」など会話の間に入る言葉
- 頷き・・・話に合わせて首を縦に振る動作
これらを入れることで「話をちゃんと聞いていますよー」と知らせることができるので、何もしないよりは間違いなく印象は良くなります。話を振ってもらえる可能性も上がりますよ。
もし相槌のように言葉にするのが恥ずかしいなら、頷きだけでもやるのがいいですね。
実際に頷くだけでも研究で効果は証明されています。
北海道大学大学院文学研究科の河原純一郎准教授は、山形大学学術研究院の大杉尚之准教授(認知心理学)と共同で、うなずき、首振り動作を操作し、人物の印象(魅力、好ましさ、近づきやすさ)を評価する実験を行いました。その結果、うなずいた場合は、好ましさと近づきやすさの評定値が首振りや静止したままの場合に比べて30~40%上昇しました。
つまり簡単に言うと、頷く動作をすることで、何もしないより30~40%印象が良くなるということ。
やらなきゃ損なわけですね。
もし自分が話をしていたときに、相槌や頷きのような反応があったら話しやすいな、聞いてくれて嬉しいなと感じるはず。
何も反応がないと相手は話しにくいんです。
話すことはもちろんですが、聞く姿勢だけでも会話に入ることはできるので試してみてくださいね。
まとめ
今回のおさらいです。
- 相手は大して気にしていないと考える
- 相槌や頷きを入れながら聞き役に回る
話せなくても相手は大して気にしていません。考えすぎなことがほとんどなので苦手なら苦手なりにできることをしていきましょう。
相槌や頷きといった聞くことを意識してみてくださいね。
今回紹介した頷きの効果のように聞くことのメリットは意外と多いです。
話すことに苦手意識がある方は聞き上手を目指してみてもいいのではないでしょうか。
聞き上手になるメリットは以下の記事でまとめています。