
この記事を読んでいる人は、目標達成させるためにはチェインプロセスというのが良さそうだけど、実際どのような行動すればいいのか、またデメリットやメリットより良いやり方を知りたいと思っていませんか?
実は、達成率を上げるためのチェインプロセスは、目標と結果を考え、挫折や障害を考えて計画することで2倍も結果が変わってきます。
しかし、どのようにチェインプロセスをやればいいのか分からないですよね。
今回は、心理学を参考にして、どうすれば目標達成率を上げるチェインプロセスができるのかについて解説します。
チェインプロセスについて
この章では、次の内容についてお伝えしていきます。
- チェインプロセスとは何か
- チェインプロセスのメリット
チェインプロセスとは何か
チェインプロセスとは、一言でいうと「目標達成後を具体的にイメージすることで目標達成をしやすくする」ことです。
例えば、今は1日あたり営業成績が3件だとしましょう。
そして、最終目標を1年後には1日あたりの営業成績を15件にする!と決めたとします。
さらに、中間目標を「3ヶ月ごとに目標を3件ずつ増やす」と決めましょう。
1日や1週間で達成できる目標なら中間目標は不要かもしれませんが、長い期間を要するものなら中間目標を用意するべきです。
次に、中間目標や最終目標を達成したときの状態を鮮明にイメージします。
例えば、周りの人から「新記録達成おめでとう!〇〇さんすごいね!」とお祝いされていて、嬉しく感じている気持ちを想像します。
このように、達成後をイメージすることでモチベーションや行動力が高まるというのがチェインプロセスです。
今回は、チェインプロセスのメリットとデメリットそして、チェインプロセスの効果をさらに上げてより達成しやすくするための方法を紹介していきます。
チェインプロセスのメリット
チェインプロセスには、目標を達成しやすくなるというメリットがあります。
もし、自分が目標を達成できたらいい気分になりますよね。
周りからの称賛や達成感を考えたら嬉しいですし、自分に誇りも持てます。
チェインプロセスでは目標達成時の気分を一時的にイメージすることで、目標に向かって努力を続けられるようになるのです。
目標達成率が2倍上がるチェインプロセスの実践方法
では、目標達成率を2倍に上げるためのチェインプロセスのやり方について見ていきましょう。その方法は次の3つです。
- 目標と結果を考える
- 挫折や障害を想定する
- 計画を立てる
よく知られているやり方のチェインプロセスでは、目標と達成後に得られる事を想像するだけを考えますが、挫折や障害を想定して計画を立てると達成率が2倍に上がるというのが分かっています。
それでは、詳しいやり方を説明していきます。
目標と結果を考える
具体的に、目標達成率を2倍に上げるチェインプロセスの流れは次の通りです。
目標→結果→障害→計画
まず、目標を考えるのですが気をつけたいことがあります。
それは、少し頑張らなければ達成できない程度の目標設定にすることです。
当たり前のことかもしれませんが、無謀な目標を考えても達成できないからです。
空想はいくらでもできますので、自分がギリギリ達成可能な目標を考えないと空想で終わってしまいます。
逆に、簡単すぎる目標もモチベーションが上がりにくいです。
次に、目標を考えたら目標を達成した時に得られる結果を考えましょう。
例えば、目標を「腹筋を割ってかっこいい体型にする!」とします。
すると、「夏の海でかっこいいと言われる」「女性にモテる」などの結果がイメージできますね。
挫折や障害を想定する
目標と達成後の結果を考えたら今度は、挫折と障害を考えます。
人間には自分の都合のいい情報を集めてしまう「確証バイアス」という性質があります。
なので、挫折や失敗を考えない無茶な計画を立ててしまうと、失敗したときに「もうどうでもいいや」となってしまうのです。
目標達成率を上げるためにも挫折や障害を想定して対処を考えるのは非常に大切です。
具体的には、自分が怠けてしまったときや挫折している状況を細かく想像してください。
例えば、夏までに引き締まった体にする!と考えている人ならば、ついついスイーツを食べてしまったり仕事で疲れてしまって帰宅後の筋トレサボってしまう。みたいに考えて見てください。
計画を立てる
挫折や障害を考えたら、最後に計画を立てます。
おすすめの計画の立て方としては次の2つを抑えて計画を立ててみてください。
- 目標から逆算して考える
- ノルマではなく行動で計画を立てる
目標から逆算して計画をした場合と現在から目標までを計画した場合では、逆算して考えた場合の方がやる気も上がり、達成する確率も上がったという研究があります。
逆算して考えると現実を考えて計画をするようになるため非現実的な計画をしなくなるということですね。
よくやりがちな計画の立て方で、毎日100回腹筋する!みたいな目標を立ててしまいますが、ノルマを設定するといつやるのか明確にされていないため、結局後回しにしてしまいます
。結局やらなくなってしまう。という経験は1度はあるはずです。こうならないためにも、行動で計画を立てるのが明確にされて行動しやすくなります。
例えば、自分の部屋のドアを開ける時に5回腕立て伏せしたらドアを開けるみたいにするのがいいです。
1回に腕立て5回では少ないと思うかもしれませんが、1日でドアを10回開けると50回の腕立てをした計算になります。
少しづつの積み重ねで大きく変わるので、まずは、小さく試してみてください。
まとめ
この記事では、達成率を2倍に上げるためのチェインプロセスのやり方をお伝えしました。
最後に、記事の内容をまとめてみました。
具体的に、よく知られているチェインプロセスのやり方とメリット・デメリットがあります。
- よく知られているやり方は目標と3つの中間目標を考えて、達成後を明確にイメージする
- メリットは一時的に気分を良くしてくれる
また、目標を達成しやすくするための方法は以下の2つの方法があります。
- 挫折と障害を想定しましょう
- 挫折と障害を考えて計画を立てましょう
今回の記事を参考に、実際に計画してみてくださいね。