
この記事を読んでいる人は、何となく毎日仕事へ行くのが辛く、これからどうしたらいいのか悩んでいませんか?
こうした悩みを解決するためには、職場での大切な人たちとの人柄を深く知ること、また仕事の目的を定期的に認識する必要があります。
今回は、心理学を参考にして、どうすれば職場での人間関係の悩みを解決できるのか解説します。
職場に行くのが辛いと感じる理由と誤解
まず、職場に行くのが辛いと感じる原因と誤解をお伝えします。それは次の3つです。
- 職場での人間関係がうまくいってない
- なぜこの仕事をしているのか目的や方向性が見えない
- 評価がなく、自分の成長がわからない
職場での人間関係がうまくいってない
「前まで普通に話してくれていた人が、急によそよそしくなった…」と悩んでいる人は意外と多いものです。
それはもしかしたら表面上だけの会話しかしていない可能性が高いのです。
このようなことを書くと、「自分はそんなことはない!」と思う人もいるかもしれません。
しかし、そう思った人に1つ質問です。
相手と自分の怒ってしまうことや、相手と自分の弱いと考えていることを、その理由まで第三者へ説明できますか?
この質問に自信を持ってYESと答えれる人は、そこまで多くはないはずです。
要するに、お互いの人柄や考えていることをしっかりと理解していないから裏切られると感じ、人間関係がうまくいかなくなるのです。
そうならないためにも、後ほど紹介することをお互いに話し合う必要があります。
なぜこの仕事をしているのか目的や方向性が見えない
仕事をしていると、「なぜこの作業や仕事をしているのか?」と思うものです。
それに対し、「食べていくのに必要だから」と答える人がいますが、これではモチベーションも上がりません。
そして、「仕事はつまらなくて大変!」とマイナスの考えで仕事をしていても、幸福度が低下しストレスが溜まり、脳卒中リスクや死亡リスクが上がるということも分かっています。
もちろん、生きていくのに仕事はしなければなりません。
しかし、誰のためにしているか分からない仕事でストレスが溜まり死亡リスクが上がるのも事実です。
仕事をやりがいのあるものに変えるためにも、自分たちの組織の目的や方向性を理解することが必要不可欠です。
評価がなく、自分の成長がわからない
例えば、成長も結果もないゲームに、あなたは興味を持てますか?
人は成長を感じなかったり、進んでいる感覚がないと、モチベーションを失ってしまいがちです。
仕事においても、会社や上司からの評価やフィードバック、それに見合った昇格がないと、やる気を失ってしまうのです。
しかし、自分の成長度合いを自分で確かめる方法があります。
それは仕事における日々の進捗を把握して、昨日の自分を超えられたのか比べることです。
こうすることでゲーム感覚になり、記録を更新していく感覚が達成感へと変わっていきます。
そして、記録を更新したら自分へ何かご褒美をあげるのが大切です。
ご褒美があるのとないのでは作業効率も変わってきます。
ここでのご褒美は小さいもので構いません。
例えば、ちょっと高めのコーヒーを飲めるとか、帰ったら1本だけ好きな映画を見ていい。
みたいにするのでもOKです。是非試してみてください。
職場での人間関係の悩みを解決する2つの方法
では、職場での人間関係を良好にするにはどうすればいいのでしょうか。その方法は次の2つです。
- 人間関係を良好にする10個の会話テーマについて話す
- 自分の感情と事実を切り離すトレーニングをする
人間関係を良好にする10個の会話テーマ
この10個のテーマは無理にやる必要はありませんし、いきなりすべてをやるのも大変です。
少しずつ話し合えばいいと思います。
- お金や健康に関する心配事
- 最近、自分がイライラしたことや許せないと感じること
- 人生で幸せと感じること、自分の楽しいと思うこと
- 今後、自分が改善したいこと
- 自分の夢や目標
- 笑いを交えた性的な話
- 自分の弱点やマイナスと考えていること
- どうしても怒ってしまう出来事(許せないことより深い内容)
- 自分の趣味や心動かされること
- 過去の恥ずかしかった体験やヤバイ!と思った出来事
例えば、以下のような会話が考えられます。
自分「最近のニュースでインフルエンザが流行っているらしいですよ」
相手「そうらしいですね、健康面には気をつけたいですね」
自分「そうですよね、健康で居ようと思っているけどあまり運動とかできてないし調子悪くならないか不安です…」
相手「自分もあまり運動してないから、これからしようか考えているんだよね。将来のことも考えて運動はしたほうがいいですよね」
自分「〇〇さんも運動不足が気になっているんですね、将来はどのような状態でありたいと考えているんですか?」
このように、まずは誰でも知っているような話題や自分の悩みを打ち明けてるようにすると、自然と相手も答えてくれます。
まずはいきなり深い話に入らずに軽めの話からしましょう。
またいきなり、「お金や健康に関する心配事ありますか?」などと聞いてしまうと、「急にどうした?ちょっと怪しい…」と思われてしまいます。
なので、まずは自分から少しずつ話してみるのがいいですね。
相手との誤解や自己批判が減る!会話せずに会話力が上がるトレーニング
つい嫌なことがあったり、イライラする出来事があると、皮肉を言っていたり八つ当たりをしていませんか?
これは、主観と客観を一緒にしていることが原因で、嫌なことやイライラを拡大解釈して感情に振り回されているのです。
そのためにも感情を拡大解釈しないように、次のようなトレーニングをしましょう。
- 寝る前に心のなかに浮かんだ他人から自分への批判と自分自身への自己批判を紙に書く
- 他人からの批判を客観的に置き換える
- 書いた内容を客観的に置き換える(主観を抜き捉え方を変える)
例えば、最後の客観的に置き換えるとは「お前は仕事が遅いと攻められた」ではなく、「少し大きな声で仕事が遅いと言った」のように主観を変えて相手の行動に焦点を変えるのです。
この3つのステップを継続することによって頭の中で勝手にできるようになってきます。
まとめ
この記事では、職場での人間関係の悩みを解決する方法について解説しました。
最後に、記事の内容をまとめてみました。
具体的に、職場が辛いと感じる人には3つの誤解があります。
- 急に嫌われたり裏切られたりするのは表面的な会話しかしていないから
- 仕事の目的を知らないため何をしているのか分からなくなっている
- 評価がなく、自分の成長がわからない
また、職場が辛い人が楽しいに変えるテクニックが2つあります。
- 人間関係を良好にする10個の会話テーマについて話す
- 自分の感情と事実を切り離すトレーニングをする
今回の記事を参考にしてみてくださいね。