
「相手が何を考えているか分かれば、もっと人間関係が円滑に行くのにな…」ということを考えたことはないでしょうか。
相手の心理を読み取るには、その相手が出すサインをよく見てみましょう。
人間の心理状態は声や目線、手の動きを中心に観察すると読み取ることができます。
この記事では、相手の心理を読み取る方法を3つに分けて解説します。
人間関係を良くするヒントもあります。ぜひ、参考にしてみてください!
声から読み取る
意外かもしれませんが、もっとも相手の心理を読み取るのに役立つのが、声です。
2017年に1800人の男女を対象に行われたイェール大学の研究で証明されています。
3つの基準(「声のみ」「動画のみ」「声+動画」)を元に他人の心理を読み取る実験を行った結果、声だけで相手の心理を読もうとした人がもっとも正答率が高くなりました。
表情だけを頼りにすると相手の心理を読み取りにくくなったのです。
つまり、声に注目して話を聞くことがとても大切なのです。
声でわかる心理一覧
- トーンが高くなる→怒っている
- トーンが低くなる、ゆっくり話す→相手に安心感を与える
- トーンが一定→感情を知られたくない
- 声が小さい→緊張している、自信がない、内向的
- 声が大きい→興奮している(怒っている、楽しい)、焦っている
- 早口で話す→頭の回転が速い
声が小さい相手であれば、緊張しているので、自分の失敗談やリラックスできる話題を話す。
トーンが一定な人であれば、殻に閉じこもる傾向にあるため、しっかり話を聞きつつ、共感を示して本音を話しやすい環境を作る。
相手の心理が分かれば、対処法も思い浮かびやすいと思います。
人の話を聞くときは、声を聞き取りましょう。
目線から読み取る
人の心理が目に見えて現れるのが、目線です。
目線を観察することで、いくつかの心理を読み取れるでしょう。
たとえば、嘘をつくときは「目線が右上」というは有名です。
人間は、左を見るときは「過去」のことを考え、右を見るときは「未来」のことを考えます。
さらに、上を見るときは「視覚的」な状態を想像します。
つまり、右上を見るのは、未来のまだ経験していないことを想像しています。
よって、「目線が右上だと嘘をついている」と言えるのです。他の心理を一覧にしておきます。
- 目線が左上→過去の風景やシーンを思い出している
- 目線が左に動く→音楽や会話などの音に関することを思い出している
- 目線が右下→身体的感覚を思い出している
- 目線が左下→自問自答している
このように、相手の目線をよく見ると何を考えているのか分かるかもしれません。
手・腕の動きから読み取る
心理を読み取る上で、手・腕の動きは重要です。机
をコンコン叩くとイライラしている。なんて言われますよね。
同じように、手の動きで相手の心理を読み取れます。
たとえば、手のひらを上にする動作は、相手に安心感を与えることに加え、自分もリラックスするという効果があります。
- 腕を組む→相手を信頼できていない、相手の話を受け入れていない
- 耳を触る→相手の話に退屈している、苦手な相手に接している
- 顎を触る→考え事をしている、何かを推測している
- 目の前のモノを触る→相手の話に退屈している
このように手の動きで、多くの心理がわかります。
もし話の途中で相手が耳を触ったら、話に退屈しているのかな?と推測ができ、話の展開を工夫することができるでしょう。
さらに、一緒にワークをしているときに、顎を触っているのなら、「真剣に考えているな」と推測でき、より発展的なワークを促すこともできます。
まとめ
人というのは、意外にも目に見えて深層心理を発信しているもの。
解説した3つの観点に注目すれば、誰でも相手の心理を読み取ることができます。
ただ、最初は慣れていないので難しく感じるでしょう。
徐々にでもいいので、人との会話の中で注目する観点を変えてみてくださいね。
もっと相手の心理を読み取れるようになりたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね♪