
・会話が苦手な人の割合
・会話が続かない人の共通点
・会話を続けるために必要なこと
日常生活の中で会話に困ることってありませんか?
職場の人や接客、異性との会話などもっと上手く話したいけど話せない。
そういう時ってもどかしいですよね😵
今回は「会話が続かない理由とその対策」についてご紹介します!
会話が苦手な人の割合
そもそも世の中で会話が苦手な人はどのくらいいるのでしょう?
苦手な人は多いのか少ないのか。
考えてみると分からないですよね。
実際に調査したいくつかのレポートを見ていきたいと思います。
JTB調査結果
株式会社JTBコミュニケーションデザインは「コミュニケーション総合調査」を実施。
「コミュニケーションへの苦手意識」の報告書をまとめています。
コミュニケーション全般の得意度をみると、全体で「苦手」「やや苦手」が58%と半数を超え、苦手に感じている方が、得意に感じている方よりも多い結果となりました。
カテゴリ別にみると、苦手意識は、主婦で63%と顕著に高く、次いで会社員58%、リタイア層56%、大学生54%でした。大学生が、コミュニケーションへの苦手意識は最も低い結果でした。
べースメントアップス調査結果
ベースメントアップス株式会社が運営する『退職の前に読むサイト』は、社会人を対象に「人前で話すことに苦手意識はありますか?」とアンケート調査を行いました。
結果は、とても苦手である60%、少し苦手である24%、それなりに自信がある10%、とても自信がある6%、でした。
つまり、84%の人が話すことに苦手意識があります。
マイナビニュース調査結果
株式会社マイナビが運営する「マイナビニュース」は、会員500名にコミュニケーションに関する調査を行ったところ、人と話すことに苦手意識がある人は72.4%という結果でした。
理由として挙げられたのは
「自分から話しかけるのが苦手、話題が浮かばない」
「話が途切れてしまうことが多いからです」
「人見知りに加え、話のネタの引き出しを持っていないので、なかなか自分から話を広げられない」
などです。
様々な調査があり、対象や時期などの差はありますが平均して71.4%の人が人と話すことに対して苦手意識があることになります。
つまり、世の中で会話が苦手な人の割合は多いといえます。
会話が続かない人の3つの共通点
では、苦手な人にはどんな特徴があるのか見ていきましょう。
傷付くのが怖い
人見知りの人は特にこの傾向が強いです。
人見知りとは「過去、会話で傷付いた経験が忘れられない」という状態です。
本人が覚えているかは関係なく、脳がしっかりと記憶しているため無意識に「またあんな風に傷付きたくない」と拒否する。
これが人見知りの正体です。
その結果、「会話が続かなかったらどうしよう」「相手に嫌われるんじゃないか」「どうせ私話せないし」と思ってしまいます。
自分に自信がなかったり、会話自体に苦手意識がある場合もこのパターンの可能性が高いです。
情報不足や興味関心の低さ
人と話すのは嫌いじゃないけど続かない人はこの傾向が強いです。
相手の情報や、自分の興味のあること以外に対する情報が不足していると、知らないことに対して話さなければいけないので会話が続きにくくなります。
これは日常生活の中で相手の情報を知ろうとしたり、自分が興味のない分野や知らないことに対して知ろうとしないことが原因です。
そもそも「知らない」「分からない」という状態は人間にとって非常にストレスな状態です。
例えば、「絶対にこの引き出しにしまったのに何故ないんだ!」という時、非常にイライラしませんか?
そして、それは時には恐怖の対象にもなります。
例えば、いわゆる「幽霊」と呼ばれる存在が「怖い」と感じるのは「知らない」「分からない」存在だからです。
絶対に存在しない保証や根拠がない「ひょっとしたらいるかもしれない」存在。
だからこそ無意識に恐怖を感じ避けたくなるのです。
自分のことしか考えていない
自分が思ったことを言いたくなる人はこの傾向が強いです。
相手がどうかを考えず、自分がしたい話をしてしまったり。
自分が思ったことを言いたくなって口を挟まずにはいられなかったり。
自己主張がやや強い方が多いです。
相手が話したいと思わない話をしていれば、会話が途切れるのは当然です。
もっと言えば相手に「話したくない」と思わせてしまっているかもしれません。
ただ自分が思ったことや自分が話したいことを話すだけがコミュニケーションではありません。
そもそもコミュニケーションは相手がいて初めて成り立つもの。
「自分がどうか」ばかり考え「相手がどうか」を考えなければ会話は続きません。
いかがでしょう? 心当たりのあることはありませんでしたか?
相手をすぐに疑ってしまったり、緊張しやすかったり、自尊心が高すぎたり、そもそも会話を楽しめなかったり。
様々なことを感じているかもしれませんが、勘違いしてほしくないのはそれがダメだと言いたい訳ではありません。
良い悪いではなく、まずは自分の現状を知ることが大切です。
会話を続けるために必要なこと
様々な人と会話をする
最も必要なのは「経験」です。
「こういう時はこうすればいいんだ」という会話に必要なデータを集めることが重要です。
多くの人は「仕事」「家族」「友人」の3つの人間関係によって自分の社会を形成しています。
だからこそ、この3つ以外の交友関係を作ることが非常に効果的です。
同じ人と会話をしなければ、集められるデータにも限りがありますからね。
自分の知らない趣味や、周りにいない価値観の人などと話すことで、会話の経験値がどんどん蓄積されます。
積極的にセミナーや交流会などを利用することをオススメします。
特にセミナーは安全に失敗ができる場所なので、練習の場にもってこいです。
表情を豊かにする
会話は話す内容も大切ですが、それ以上に表情も大切です。
普段、自分の顔が見えないので自覚は無いかもしれませんが、自分が思ってる以上に人は無表情になります。
表情を作るには顔の筋肉を使うので筋肉が疲れてきますからね。
つまらなさそうな顔や無表情などネガティブな印象を与える表情をしてしまうと相手も会話に乗り気でなくなります。
また、相手から見て表情がつまらなさそうに見えることもあります。
自分にそのつもりがなくても、そう思われることもあるので表情を意識することも忘れずにおきましょう。
オススメは「笑顔」と「驚いた顔」です。
比較的に簡単に作れて相手にも好印象を与える表情なので、相手の言葉1つ1つに笑ったり驚いてみると良いです。
相手を喜ばせる意識をする
「どうしたら相手は喜んでくれるか」という視点で話すことも重要です。
会話は「自分の感情」に意識が向きやすいですが、「相手の感情」にまず目を向けましょう。
「どうしよう」「つまらない」「気まずい」「分からない」など、全て自分の感情です。
しかし、自分のことばかり考えていては会話は成立しません。
自分と相手の双方向によって成立します。
自分の感情だけでなく相手の感情も考えて会話しましょう。
オススメな方法は相手の趣味ややっていることを褒めること。
そして「知らないから教えて欲しい」と話を聞いていくと良いです。
まとめ
今回は「会話が続かない理由とその対策」についてご紹介しました。
世の中のおよそ70%の人が苦手意識を持っています。
傷付くのが怖かったり、情報不足であったり、自分のことを考えていたりしますが、決して悪いことではありません。
そんな自分がいることに自覚を持ち改善していくことが大切です。
そのためには、セミナーなどに参加し、表情を意識しながら相手を褒めてみてはいかがでしょうか?